[家族でお買い物かしら]
デンマークでは数年前まで出生率の低下が深刻だったのですが、つい最近14%も伸びたそう!!
それに貢献したと理由の大きな1つと言われているのが
『旅行会社による出生率上昇プロジェクト』!
旅行中に妊娠が確認されたカップルには
3年分のベビー用品無料でプレゼントというもの。
そのPVがこちら
Do It For Denmark! | Spies Rejser - YouTube
デンマーク人の性にオープンな姿勢が垣間見え、興味深い!
また、日本でもベビーカーを押してたり、抱っこ紐で赤ちゃんを抱いてるママはよく見かけますが、
デンマークではベビーカーを押していたり子供の面倒をみているパパもよく見かけます。
[平日、大学キャンパスにて]
このちょっと変わった自転車の前部分に子供を乗せて学校へ送り迎えをするパパママを見るのも
日常茶飯事!(さすが自転車大国)
なぜ日本と比べて両性による育児参画が盛んなのか?
その理由はデンマークの育児支援制度と意識にあるようです。
出産の時の社会保障
まず、デンマークでは出産費は無料!
出産前の検診や産後の予防接種は無料で受けることができちゃうんです。
(また親が無職の場合、育児給付金というものも出るそう!)
ママにはお産前の4週間と産後の14週間が基本の産休とされて
その間、給与のほぼ100%が保証されることがほとんど(働くところによる)
パパには産後の特定の14日間、育休をとることが規定されており、
その間は基本的に給与のほぼ100%が保証されます(働くところによる)
その後も両親で合わせて32週間分の育休を取ることができるそう。
同じ日に取ることもできるし、順番に取ることも可能なのだそうでママ、パパがベビーカーを押している姿を日常的に見ることに納得!
これでも北欧の諸国ノルウェー、アイスランド、スウェーデンと比べるとだと男性の育児休暇が少ないと言われていて議論が続けられているんだそう!
一方、日本の育メン事情。
- "社会保障が満足に整っていないため、収入の心配をせざるを得ない"
- "会社からの圧力"
- "男性が育児休暇を取ることを異色・男は働いて家庭を支えるべきという社会的な目線" などの理由が原因で
育休を取りたくても
実際に取れる人は全体の"約3%"というのが現状。
ワークライフバランスと保育支援
家庭において男性、女性が仕事や責任を均等に分担するのは当たり前だし、
その分、家の外でも男女問わずそれぞれフルタイムで仕事をしていることも一般的。
これができるのは
「子育てを社会全体でやっていこう」というような雰囲気があるからでもあります。
- 保育サービスの充実
0歳から3歳の子どもを持つ90%以上の人々が 保育施設を利用しているのだそう!
また、幼稚園保育園に子どもを通わせるには、両親はその費用の約25%を払い、その残りは地方公共団体が支援してくれるのだそう。
なんとも信じられない手厚さですよね!
- ママの子育ての不安を取り除くMødregruppe
ママ間の交流の場を持てるように、看護師さんが仲介となって入ってMødrrgruppeというママ友会みたいなものを作ってくれるのだとか!
・参加は任意
・子供の生まれた日が近いママ
・地域ごとに6-8人
産後、お互いに不安を抱えるママたちがプロである看護師も交えたコミュニティを作ることで
情報交換の場が生まれたり、産後ノイローゼになることを防いだりすることに大きく貢献して
いるそう。
残業もほとんどなく、基本的に夜ご飯も
毎日家族みんなで食べる風習が当たり前の
デンマークの家族
子どもと過ごす時間が欲しいという要望から
さらには現在、最長で週37時間である労働時間を
"もっと短縮してほしい"という声があがっているんだとか!
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国外で暮らし始めてから改めて、
自分の国の当たり前を見つめ直す機会が増えました。
日本でも少しずつワークライフバランス向上に
取り組む企業も増えてきています。
しかし、日本の社会的構造と生活の中に染み付いた価値観を考えると、仕事、家庭を含め生活スタイルを変えるのは、かなりの長期戦になりそうだなぁ。
『自分にとって一番ベストな
ワークライフバランスとは?』
自分の理想のワークライフバランスを
実現しやすい環境、国で暮らすことを
選ぶことも1つの手なのかなぁ。。。
それでは、今回はここら辺で!
Vi ses~ ~
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『子育ては社会で全体でしていくもの』って考え素敵〜😊
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投稿者:さくらんぼ
ブログ: さくログ@北欧デンマークにトビタテ留学 -デンマークにトビタテ留学JAPANで交換留学中!感じたことや思ったこと綴っています。-
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